圧迫面接といえば、やはり強いストレスが伴う印象が強いのではないでしょうか。
「圧迫面接」という名のとおり、やはり「威圧的」「攻撃的」などの先入観を抱く人も多いでしょう。
そこが盲点です。
威圧ばかりではありません。
実は、無気力な圧迫面接もあります。
たとえば、携帯電話をいじりながら受け答えをする面接官。
面接中、あくびをする面接官。
頬杖を突きながら対応する面接官。
面接時間に、わざと遅刻して登場する面接官。
応募者から見て「この面接官はやる気があるのか」「応募者をばかにしているのか」と思いますね。
応募者は、面接のために、一生懸命準備をしてきました。
にもかかわらず、面接官が無気力になっていると、努力を否定されている感じがして、腹が立つでしょう。
実は、圧迫面接の一種なのです。
無気力に見える面接官も、好きで、そうしているわけではありません。
無気力を、わざと演じています。
あくびも頬杖も、演技です。
遅刻すら、わざと演じている場合があります。
やる気のない態度を見せることで、応募者にストレスを与え、反応を確認しようとしているのです。
面接官が無気力なら、応募者も拍子抜けしますが、油断は禁物です。
面接官が無気力の場合も、圧迫面接だと考えましょう。
腹を立てず、動揺しない。
冷静沈着な対応が必要です。
油断せず、いつものように気を引き締めることが、大切なのです。