どの学校にもあるのが、校歌です。
終業式や卒業式などで、先生と生徒一同で歌うのが、恒例ですね。
「面倒だな」と思うでしょう。
刺激的な音楽を求める学生にとって、校歌ほど、つまらない曲はありません。
リズムは単調です。
歌詞も、理解しにくい単語や表現が数多く登場するでしょう。
しかし、違うのです。
リズムや歌詞の善しあしで、校歌の価値を判断するのはよくありません。
校歌とは何でしょうか。
校歌とは、その学校の教育理念、理想、校風などを歌にしたものです。
短い歌ですが、学校を設立した人の思いが、ぎっしり詰まっている歌です。
多くの生徒が、先生から「歌いなさい」と言われているから、仕方なく歌っている状態です。
いま一度、校歌をよく読んでみましょう。
自分が通っている学校なのですから、校歌の理解が必要です。
意味のわからない歌詞があれば、先生に聞いてみましょう。
校歌を理解できるようになれば、学校のことも理解できるようになります。
その結果、学校への誇りや愛着が持てるようになるのです。