子どものうちは、みな同じようなものです。
小学校に入学したばかりのころは、誰もが似たり寄ったりの成績で、あまり差がありません。
みんな一緒です。
そんな子どもから見れば、大人はみんな、立派な人間に見えるでしょう。
体が大きくて、物知りです。
力も強くて、勢いよく仕事をする姿は、スーパーマンのようです。
ところがです。
個人差はありますが、10代後半にもなれば、大人の「あること」について気づき始めます。
「必ずしも、すべての大人が立派とは限らない」ということです。
社会人としてかっこよく仕事をしている大人がいる一方、酒やギャンブルに明け暮れている大人もいます。
大きな家を建てて、資産を築いている大人もいる一方、家を失い、借金取りに追われている大人もいます。
健康で若々しく長生きしている大人がいる一方、酒やタバコで健康を損ない、苦しい人生を送っている大人もいます。
若いうちから、だらしない大人の様子をよく見ておくことは大切です。
もちろん反面教師として、見るのです。
いわば、勉強をサボった、未来の自分の姿です。
勉強しないと、人生で苦しみます。
勉強をサボれば、どうなるのか。
だらしない大人たちを見れば、よくわかります。
「こうは、なりたくない」
そう思えば、勉強です。
今の自分にできることは、勉強しかありません。
勉強こそ、未来の可能性を開く、唯一の手段です。
「こうなりたくない」と思うのも、立派なモチベーションです。
さあ、今からでも勉強を始めましょう。
積極的に勉強をする分だけ、未来が開けるのです。