10代は、勉強一色です。
しかも学校とは別に、塾に通う生徒も多いことでしょう。
昼間は学校で勉強をして、夕方からは塾へ通うことになります。
朝から晩まで勉強です。
友人と遊ぶ暇がありません。
「勉強ばかりでは友人と遊ぶ暇がない。友情が築けない」と思いますが、そうではありません。
勉強ばかりでも、友情は築けます。
むしろ勉強を通したほうが、いい友情が築けます。
たとえば、わからないところを教え合う瞬間です。
「この問題の解き方、わかる?」と聞いたとき「こうすればいいよ」というやりとりによって、友人との交流を深められます。
情報は、出し惜しみするのではなく、どんどんさらけ出しましょう。
勉強法を共有し合うことで、喜んだり喜ばせたりできます。
「ありがとう」と感謝されたり「すごいね」と尊敬されたりします。
勉強を通して、友人と競争するから、成績もぐいぐい上がります。
お互いに向上し合える喜びが、味わえます。
異性へのアプローチも「わからないから教えて」と言えばいいだけです。
勉強という口実があれば、いやらしさがなく、話しかけやすくなります。
学生は、勉強という同じ目標があるから、意識や考え方も合わせやすくなります。
お互いが同じ方向を向き、お互いに向上し合えるのは、素晴らしいことです。
勉強と友情を、別々に考えるのではありません。
友情は、勉強を通して築くものです。
一生懸命に勉強すればするほど、素晴らしい友情も築けるのです。