朝起きると、ひどい大雨のときがあります。
バケツがひっくり返ったかのような大雨。
吹き飛ばされそうな風。
外に出る前から「傘は役立たないだろうな」とわかります。
そういう日は、学校を休みたくなります。
「1日くらい学校に行かなくてもいいのではないか」と、甘えた気持ちが出そうになるのです。
差ができるのは、ここです。
大雨くらいで学校を休むようでは、受験にも失敗します。
受験日に大雨だったら、精神的に落ち込み、休むことになるからです。
大雨くらいで気持ちがめげるようでは、受験を乗り越えられません。
むしろ大雨は、受験への精神力を養うチャンスと考えます。
修行僧が、滝に打たれる姿と同じです。
滝の寒さや痛みに耐えるから、精神力が鍛えられます。
あなたも、大雨の中を学校に通うから、精神力が鍛えられます。
びしょびしょになるのは、かっこ悪いことではありません。
かっこいいことです。
強い雨や風の中をめげずに学校へ向かう姿は、映画の主人公のようです。
「学校で勉強してやる」という気持ちがよく表れています。
それだけの精神力があれば、受験もうまくいくに違いありません。
大雨だから、学校へ行くのです。