食事の姿勢には、2種類あります。
「食事をする」と「食事を味わう」です。
どちらも食事をすることに変わりはありませんが、満足感に違いがあります。
「食事をする」とは、ただ腹を膨らませるだけのことです。
食事をすることが、必ずしも味わうとは限りません。
テレビを見ながら食事をしたり、新聞を読みながら食事をしたりすると、食事に集中できません。
食事が味気なく感じるのは、食事に集中していないからです。
食事が事務的になっています。
忙しいのはわかりますが、少し余裕に欠ける行動です。
食事の味に集中できていないため、腹を膨らませるだけになっています。
これが「食事する」の状態です。
一方で「食事を味わう」とは、目の前の食事に集中することです。
食事は本来、快感です。
元気を充電する時間であり、癒される時間です。
食事に集中すればするほど、味わいがよく感じられます。
食感、色、味わい、形などに集中すれば、いつもと変わらない食事でも「こんにおいしいのか」と驚くはずです。
食事は、集中すればするほど、よく味わえます。
同じ食事でも、姿勢が異なるだけで、別々の意味になります。
食事をするだけになっていませんか。
食事は、味わうものです。
食事のときくらいは、目の前の料理に集中しましょう。