料理人や給仕は、見えない努力をしています。
料理人は、できるだけ早く食べてもらうため、調理室で素早く料理をしています。
出来上がった料理は、少しでも早くお客さんに提供するため、給仕がさっと運びます。
お客さんの見えないところで、スピードを重視した連携プレーをしています。
その最後を締めくくるのは、あなたです。
サーブされても、料理に手をつけず、同席者との話に夢中になっていませんか。
せっかく目の前においしい料理があっても、食べ始めるのが遅ければ、新鮮さが失われます。
食べ始めるのが10秒遅れると、10秒分のおいしさが失われています。
10秒分の食事代を損しているのと、同じです。
レストランで料理が出てくれば、できるだけ早く、食べ始めましょう。
携帯電話をいじっていたり、本を読んでいたりしていても、一時中断です。
同席者がいれば、話をしながら、食べ始めます。
熱いものは、熱いうちに食べましょう。
冷たいものは、冷たいうちに食べましょう。
早く食べ始めるほど、おいしくいただけます。
料理人や給仕も、喜びます。
「急いで仕事をしたかいがあったなあ」と満足します。
時間を大切にすることで、みんなが喜び、料理もおいしく味わえるのです。