結婚式やパーティーなどで案内された席に着くと、テーブルの上に、コースのメニュー表が置かれている場合があります。
「何だろう」と思ってみてみると、手のひらサイズの小さなメニュー表です。
結婚式やパーティーなどでは出てくる料理が決まっているので、よく見かけます。
「へえ。これからこういう料理が出てくるのか。楽しみだ」
メニューに書かれた料理を見ながら、わくわくしてきますね。
さて、このメニュー表についてです。
読み終わった後、どうしていますか。
多くの場合、無造作に広げたまま、テーブルの上に置いている人が多いのではないでしょうか。
広げたままのほうが、メニューが見やすいことでしょう。
しかし、これはあまりよくないマナーです。
広げたまま置いていると、給仕が食事を持ち運ぶとき、邪魔になるからです。
メニュー表は読み終われば、テーブルのワイングラスの向こう側に、立てておくのがスマートです。
ワインに手を延ばす際、邪魔になりません。
こういうささいな気遣いに、給仕は喜びます。
「この人はサーブしている人のことを考えてくれているのだな」と一目置かれるのです。
立て方にも、少しポイントがあります。
2つ折りにしておくのですが、文字が自分側に見えるように置きましょう。
メニューの内容を確認しながら、食事を進めることができます。