基本的に、レストランで同席者と食事をする場合、給仕が料理を同時に持ってきてくれます。
一方だけ先に食べ始め、もう一方はそれを見ているだけというのもつらいですね。
同席者との食事ですから、一緒に食事を食べ始められるよう、タイミングに気を使っています。
しかし、必ずしも、実現できるとは限りません。
調理に時間がかかるものがあり、同時にサーブできない場合があります。
おそらくこの場合、給仕は「調理に少々お時間がかかります」と前もって断りを入れてくるはずです。
こればかりは調理の都合ですから仕方ありません。
レストランに文句を言っても、場の雰囲気が悪くなるだけです。
ポイントは、先に出てきた食事をどうするか。
やむなく、一方の食事だけがサーブされれば、できるだけ早いうちに食べ始めるのがマナーです。
何の一言もなしにいきなり食べ始めると、相手の気分を害してしまう可能性があります。
この場合、同席者に「先にいただいてもよろしいですか」と伝え、了承を得てからにしましょう。
仕方ないわかり切った状況であろうと、一言この言葉があるかないかで、印象はまったく変わってくるのです。