執筆者:水口貴博

給仕や料理人に喜ばれる30のテーブルマナー

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ワインは、グラスの持ち方を変えるだけで、味が変わる。

ワインは、グラスの持ち方を変えるだけで、味が変わる。 | 給仕や料理人に喜ばれる30のテーブルマナー

私がワインの味をおいしく感じるようになったのは、グラスの持ち方を変えてからでした。

本当に、驚きました。

ワインに関してまったく無頓着だったころは、ぶっきらぼうにグラスを持っていました。

そもそもワイングラスに持ち方があることすら、知りませんでした。

しかし、ワインは風味を保つために、ワイングラスの足を持つのがマナーと知ります。

すると、不思議なのです。

持ち方を変えただけで、急に味が変わりました。

実際、味は全然変わっていないはずですが、そういうふうに思える心理面への影響があります。

モデルでも、かっこいいポーズを撮ると、いつも以上に美男美女に見えてきます。

「ポーズ」というのは重要です。

ワイングラスとはいえ、だらしない持ち方よりエレガントな持ち方のほうが、味わいまで変わってきます。

上品な持ち方をすると、不思議と上品でおいしいと感じるようになります。

グラスの足を持つことで、ワインの風味を損なわないようにする効果もありますが、それ以上に心理面への影響が大きいと感じます。

機会があれば、試してみましょう。

わざとワイングラスに手をやって飲む場合と足を持って飲む場合とで、飲み比べをしてみましょう。

上品な持ち方に変えるだけで、ワインの味が上品に変わります。

ワインをおいしく楽しむ第一歩は「持ち方」です。

私はそこで、ワインの感じ方が、がらりと一変しました。

給仕や料理人に喜ばれるテーブルマナー(24)
  • 上品な持ち方をして、上品な味を楽しむ。
ソムリエは「おすすめはありますか」という一言で、やる気を出し始める。

給仕や料理人に喜ばれる30のテーブルマナー

  1. レストランの当日予約は、できるだけ控えること。
  2. 刺そうにも刺せず、すくうにもすくえない。
    グリーンピースの上手な食べ方。
  3. 読み終わったコースのメニュー表は、広げたままテーブルに置かない。
  4. 食事の場で、化粧直しをしてはいけない。
  5. フォーマルなレストランに、塩やコショウが置いていない理由。
  6. フォーマルなレストランで目撃した、とある光景。
  7. やむなく先に食べなければいけない状況で、しなければいけないこと。
  8. 客層は、レストランの本質を映し出す鏡だ。
  9. どんなにおいしいワインも、適量を超えると、味がわからなくなる。
  10. 給仕やソムリエの質は、料理以上に引かれる魅力になる。
  11. 髪の毛を触りながら食事をする人の、本当の問題点。
  12. パスタは本来、フォークのみで食べるもの。
  13. サラダの上手な食べ方。
  14. テーブルマナーの達人は、時計を外してから食事をする。
  15. 困ったときは、自分で判断したり行動したりしない。
  16. 緊張するところではない。
    ただ慣れていないだけ。
  17. レストランは、品性を磨くための学校だ。
  18. メニューを見て、3分以上迷わない。
    一瞬の判断は、運命の出会いと同じだ。
  19. フォーマルなレストランで、1人で食事ができるなら、何でもできるはずだ。
  20. 失敗は、表情で決まる。
  21. テーブルマナーは、手品と同じだ。
  22. 一皿ずつ出てくるコース料理に込められた、3つの深い意味。
  23. 美しいマナーによって、相手を魅了させる。
    口説きと同じだ。
  24. ワインは、グラスの持ち方を変えるだけで、味が変わる。
  25. ソムリエは「おすすめはありますか」という一言で、やる気を出し始める。
  26. おごってくれようとする人に対して頑固に断り続けるのは、逆に失礼だ。
  27. レストランのフルコースで、中座するときのベストタイミング。
  28. ワインの予算を、声に出さずに伝える方法。
  29. テーブルマナーを身につけるのは、ブランド品を身につけるのと同じ。
  30. テーブルマナーとは、命を捧げてくれる動植物に対する、最低限のマナー。

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