ある日、人から傷つく言葉を言われることがあります。
「全然うまくいっていないですね」
そう言われると、落ち込んで「心が傷ついた」と思う人がいます。
厳しい意見であり、精神的に参ります。
自分が傷ついたのは、とげのある言葉を言う相手がいけないのだと思いがちです。
しかし、相手は悪くありません。
思ったことを、正直に言っただけです。
むしろ正直に言ってくれたことに、感謝してもいいくらいです。
多くの人が建前で接している中、その人だけは、思ったことを正直に口にしてくれました。
貴重な、客観的意見です。
本当に悪いのは、自分です。
自分が「とげ」として受け止めるのがいけません。
とげだと思うから、突き刺さり、傷がつきます。
とげと思わなければいいのです。
とげではなく、励ましと考えればいいのです。
励ましは、突き刺さることもなく、傷もつきません。
「全然うまくいっていないですね」と言われても「そうなんです。もっと頑張ります」と言うだけです。
気にかけてもらい、励まされています。
あなたを気にかけているから、わざわざとげのある言葉を言ってくれています。
励ましと受け止めれば、とげのある言葉も怖くありません。
とげのある言葉を言われるほど、炎炎とやる気が出てくるのです。