泣いているとき、1人きりのような感覚があります。
「こんなに苦しんでいるのは自分だけではないか」と思います。
明るいと遠くまで見えますが、暗いと遠くが見えません。
自分しか見えなくなります。
暗い絶望の中では、世界で1人きりのような気がしてしまうのが、自然です。
しかし、1人きりではありません。
世界には、何十億もの人がいます。
自分と同じ境遇の人は、たくさんいます。
あなたが泣いている瞬間、世界のどこかには、同じように泣いている人がいます。
あなたが思い悩んでいる瞬間、世界のどこかには、同じように思い悩んでいる人がいます。
あなたが頑張っている瞬間、世界のどこかには、同じように頑張っている人がいます。
探す必要はありません。
自分と同じような人を、想像すればいいのです。
心の中で思い浮かべられるのは、人だけができる能力です。
仲間を想像できた瞬間、心が強くなるのです。