私たちの身の回りにある物語は「作られているもの」が大半です。
小説の本を開けば、物語が始まります。
映画館に行けば、映画が始まります。
テレビのスイッチを入れると、ドラマが始まります。
そうした環境に囲まれているためでしょうか。
自分の人生においても、物語が始まるのを「まだかな、まだかな」と、じっと待つ人が多いようです。
ぼうっとしていれば「そのうち何かが始まるだろう」と思うのです。
残念ながら、ぼうっとしていても、何も始まりません。
人生は、本や映画などとは、違います。
人生は「作られるもの」ではなく「作るもの」です。
自分は、物語の主人公である意識を持ちましょう。
ぼうっとしていても、物語は進展しません。
夢も目的もなく、やみくもに生きているだけでは、物語らしい物語にならないでしょう。
「食べて寝て、食べて寝て」を、繰り返すだけの毎日になります。
物語は、目的があるからこそ、引き締まります。
まず「こういう人生にしたい」というイメージを描きます。
その夢に向けて、選択したり行動したりすることで、少々うまくいかないことがあっても、へこたれず、立ち向かいます。
そうして物語が作られていくのです。
物語の成り行きを決めるのは、自分しだいです。
「人生を生きる」とは「人生を作る」ということです。
いま一度「人生を作る」という意識を強く持って、生きていきましょう。
さて、今日も1日が始まります。
今日はどんな物語を作りますか。