海外旅行は、なぜ楽しいのでしょうか。
未体験を経験できるからです。
海外旅行先で、経験したことのない刺激を見たり、触ったり、味わったりできます。
大自然、建物、食、人であったりです。
受け入れがたいことも経験しますが「観光」という意識があるため、楽しめます。
「おや。そういうものもあるのか。すごいな。面白いな。楽しいな」と心がときめきます。
珍しい経験をして、気持ちが揺れ動かされるほど、いかにも海外旅行をしている気分が味わえます。
海外旅行は、楽しいですね。
しかし、海外旅行は、特別な時期だけするものではありません。
実は、人生そのものが、大きな海外旅行です。
生まれたときに出発し、死を迎えるときに終了します。
そういう気分になれないのは、観光の意識が低下しているからです。
旅行の日程が、あまりにも長すぎるため、旅行中という気がしないだけです。
いま一度、今、海外旅行中であることを意識しましょう。
何気ない今の状況は「海外旅行中」です。
そりの合わない人との出会い。
まずいなと思う食事。
反発を感じる意見。
これらはすべて、異文化との出会いです。
「嫌だ。つまらない。面白くない」と思うのではありません。
いま一度「観光」という意識を思い出しましょう。
観光だと思えば、考え方がポジティブになります。
そりの合わない人との出会いも「変わった人だな」と思えるようになります。
まずい食事も「面白い味だ」と楽しめるようになります。
反発を感じる意見を聞いても「こういう価値観もあるのだ」と感じられるようになります。
人生とは、壮大な海外旅行なのです。