バカンスというくらいですから、陽気な気分になり、油断しがちです。
そんなとき、事件が起こります。
海で泳いでいるうちに、塗ったはずの日焼け止めが流れ落ちていることに気づくのです。
「しまった! 油断した。塗り直さないと!」
そう思ったときは、時すでに遅し。
たっぷり紫外線を当たった直後は、肌が黒くなって、しみができやすくなります。
こういうときに、アドバイスがあります。
うっかり大量の紫外線に当たり続けてしまったら、できるだけ早く冷やしましょう。
肌の炎症を抑える意味もありますが、もう1つ大切な効果があります。
冷やすことで、しみを抑える作用があるからです。
紫外線を大量に浴びると、肌の奥では「ヒスタミン」という神経伝達物質が放出されるようになります。
ヒスタミンが放出されると、メラノサイトが働き始め、メラニン色素がどんどん作られて肌が黒くなります。
冷やすと、ヒスタミンの放出を抑えることができます。
紫外線を大量に浴びた直後に冷やせば、肌が焼けるのを抑えることができ、しみもできにくくなります。
肌が黒く焼けてしまってからではなく、肌が焼けてしまいそうだと思ったら、すぐ早く冷やしましょう。
日焼けをしてしまった直後でも、手遅れと思わず、できるだけ早めに冷やすことが大切です。
せめて炎症を抑えるだけでも、大きな意味があります。