知られていないことですが、実は蛍光灯からも紫外線が出ています。
蛍光灯が光を出す仕組みが関係しています。
蛍光管の中で紫外線を発生させ、その紫外線が蛍光管の内側に塗られている蛍光塗料に当たることで発光する仕組みです。
蛍光塗料に当たることで発光した際、若干、紫外線が外に漏れてしまうのです。
日の光が入ってくる部屋ではないのに、壁にかけているポスターや服が色あせたなら、蛍光灯を使い続けたことが原因です。
しかし、紫外線が出ているとはいえ、わずかな量です。
その量は、日光に含まれる紫外線の1000分の1といわれています。
たとえば、蛍光灯に10時間当たり続けたとして、日光に当たる時間に換算すると、35秒ほどです。
もちろん真っ黒に日焼けをすればするほどでもありませんし、肌のしみやしわに影響を与えるほどでもありません。
たしかに蛍光灯から紫外線が出ているのは事実ですが、わずかな量のため神経質になる必要はないのです。
もし、わずかな紫外線さえ気になるなら、紫外線を発光しない発熱電球にするといいでしょう。
紫外線をカットした蛍光灯も販売しているので、検討してみましょう。