SPFは20以上になると、ほとんど効果は変わりません。
SPFの数字が高いほど、効果にも大きな開きがあると思われますが、実際はほとんど同じです。
SPF20の紫外線遮断率は95パーセントであり、SPF30の紫外線遮断率は97パーセントです。
SPF50にもなれば、99パーセントです。
SPF20もあれば、事実上、十分な効果が得られているのです。
多くの人が、SPFの数字を気にしています。
SPFより大切にしていただきたいのは「塗り直し」です。
日焼け止めは、朝に塗れば、1日中持つわけではありません。
皮脂や汗によってむらができたり流れたりすると、効果は一気に半減します。
「SPFの数字の高さ」より「塗り直し回数の多さ」のほうがはるかに大切です。
一般的に、3時間に1回が目安です。
運動をして、汗や皮脂が多い場合は、2時間に1回や1時間に1回くらいでもいいでしょう。
皮脂や汗の様子を見て、塗り直しのタイミングは調整しましょう。
適度なSPFの日焼け止めを、まめに塗りなおすほうが、実は効果が高いのです。