肌が黒くなるのは、メラノサイトという細胞が、黒いメラニン色素の放出によるものです。
紫外線からの悪影響を防ぐためにある、体の自然現象です。
では、紫外線を当たり始めて、どのくらいでメラノサイトが動き始めるのでしょうか。
驚くべき結果が報告されています。
専門家の研究によると、紫外線に当たってほんの5秒後には、メラノサイトが活動を始めることが確認されています。
紫外線を浴び続けて3分もしないうちに、肌が黒く変化し始めることがわかっています。
「3分後」ではなく「3分もしないうちに」という点に注意です。
個人差があり、人によっては1分後には肌が黒く変化し始める場合もあります。
まさに、あっという間です。
紫外線はDNAを傷つけるため、紫外線を感じるやいなや、メラノサイトが動き始め、できるだけ早く阻止しようとします。
人体を守るため、肌の反応速度も速いのです。
「少しくらい日に当たっても大丈夫」だと思い、紫外線を甘く見ていないでしょうか。
外出で少し日に当たるくらいなら、焼けないだろうと思います。
とんでもありません。
データを元に考えるなら、日差しに1分以上当たり続けるなら、日焼け止めは必須です。
私たちが思っている以上に、焼け始めるスピードは速いのです。