魅力的な大道芸人は、観客を芸に巻き込みます。
いきなり巻き込まれるのは驚きますが、唐突であるだけに、はらはらした芸になります。
成り行きが気になるため、多くの観客が注目するでしょう。
そういう点は、発表者も見習うべきです。
発表者ばかりが一方的に発言していませんか。
聞き手は、ただ見聞きするだけになります。
発表の途中、聞き手を巻き込むような演出を加えましょう。
たとえば、聞き手に質問を投げ、答えてもらうような演出をしてみましょう。
聞き手の1人に「最近はどのような携帯に興味を持っていますか」と答えてもらいます。
発言に注意が向きますし、聞き手の発言は生々しくて信用できます。
もしくは、聞き手に何かアクションを要求するのも名案です。
「Aだと思う人は右手を挙げてください。Bだと思う人は左手を挙げてください」
手を挙げるくらいなら、手間もかかりませんし、すぐできますね。
とにかく、発表者ばかりが一方的にならず、聞き手にも何かアクションをさせることです。
聞き手に動いてもらうことで、発表にリアリティーが生まれます。
ほかの聞き手の注意喚起にもつながり、より生き生きしたプレゼンになるのです。