聞き手がきちんと集中して聞いてもらえるのは、最初の10分ほどです。
10分を過ぎれば、次第に集中力が低下して、きちんと話を聞いてもらいにくくなります。
もし、この10分以内に最重要事項の発表があれば、話は少し変わります。
つかみの効果が得られ、聞き手の集中力が持続しやすくなるのです。
しかし、です。
たとえ、そうした工夫をしたとしても、上限があります。
時間が経てば疲れがたまり、疲れがたまれば集中しにくくなるものです。
こればかりは人間ですから、仕方ありません。
ここで提案があります。
疲れが集中を邪魔するなら、疲れが取れるようなイベントを作ればいいのです。
休憩です。
休憩によって心身ともにリセットする働きがあり、疲れが取れます。
休憩直後の10分間は、再び集中して聞いてもらえるようになるのです。
「人の集中力は90分が限界」といわれています。
長くても、90分に1回は、休憩を入れるのがいいでしょう。
聞いてもらえない状況になるなら、一度休憩を入れたほうがいいのです。