執筆者:水口貴博

クリエイティブな人になる30の方法

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駄作でも凡作でもいいから、恥をさらす覚悟で発表する。

駄作でも凡作でもいいから、恥をさらす覚悟で発表する。 | クリエイティブな人になる30の方法

作品ができたらどうするか。

ここがクリエイティブの分かれ道です。

作った作品に納得できない部分があると、発表をためらうことがあります。

「まだ不十分な点が多く、発表できるような状態ではない」

「もっと完成度を上げてから発表しよう」

「完璧にしてから発表しよう」

せっかく作品を作ったにもかかわらず、発表しない。

まだ作品に自信がないため、あれこれ言い訳をしながら、発表を先延ばしにします。

もちろん明らかに未完成なら、話は別です。

まだ半分も仕上がっていない状態なら、形が整うまで仕上げたほうがいいでしょう。

未熟な点・中途半端な点が目立つのなら、きちんと直すのが先決です。

また「内容が間違っている」とわかっていながら発表するのもよくありません。

その内容を信じた人に迷惑をかけてしまう可能性があります。

数字や内容に重大な誤りがある場合も、きちんと修正してから公開したほうがいいでしょう。

しかし、そうしたケースを除けば、余計な公開の後回しは毒です。

発表しなければ、ないも同然。

どんなに素晴らしい作品も、発表しなければ、意味がありません。

発表しなければ、自分の問題点や改善点を知ることができません。

恥をかくのを恐れていては、クリエイティブを磨いていけません。

発表することで、自分の評価が落ちるリスクもありますが、発表しないで問題に気づけないリスクのほうが、よほど重大です。

低評価を恐れて発表から逃げていると、いつまで経っても上達できません。

「問題はない」と誤解したまま、誤った方向に突き進んでしまう可能性があります。

「もっと整えてから……」

「もっと上達してから……」

「もっと完璧にしてから……」

どんどん発表を先送りしているうちに、お蔵入りとなるのです。

クリエイティブな人になりたいなら、まず作った作品を発表する勇気を持ちましょう。

恥をさらす覚悟で、まず発表することです。

笑われたり批判されたりするかもしれませんが、それでもいい。

発表することで、世間の反応を知ることができます。

上司や先生から間違いを指摘されるかもしれませんが、大切なことです。

発表するからこそ、問題点や改善点を把握でき、自分の才能を高めていけます。

ファンが増えたりリピーターがついたりして、あなたの存在が認知されます。

クリエイティブになりたいなら、発表は、通らなければいけない登竜門。

作品を露出に耐えられる形まで仕上げれば、どんどん積極的に発表していきましょう。

発表するから、ますますクリエイティブになっていけるのです。

クリエイティブな人になる方法(29)
  • 駄作でも愚作でも凡作でもいいから、恥をさらす覚悟で、発表する。
現状に満足しない。
向上意識を持って、さらなる高みを目指していく。

クリエイティブな人になる30の方法

  1. 芸術とは、自己表現の手段。
    作品とは、もう1人の自分。
  2. クリエイティブな力は、身につけるものではなく、引き出すもの。
  3. 自然体を意識すると、クリエイティブな力が引き出される。
  4. 「クリエイティブな人になる」と決意をしよう。
  5. 同じパターンの繰り返しばかりでは、クリエイティブな人になれない。
  6. 批判の声に強くなることで、クリエイティブな力を高めていける。
  7. 量は質に転化する。
  8. 質を高めるには、量が必要。
    量をこなすには、スピードが必要。
  9. 1つの価値観にこだわらない。
    さまざまな価値観を受け入れる。
  10. 理屈より感性を大切にすることで、クリエイティブな力が高まる。
  11. クリエイティブで大切なのは、観察力より洞察力。
  12. 観察力と洞察力の違いとは。
  13. 集中力なくして、クリエイティブな仕事はできない。
  14. 一流作品に触れることで、創作意欲が刺激される。
  15. 失敗を避ける姿勢があると、クリエイティブな力を鍛えられない。
  16. 意見は変えていい。
    クリエイティブは、意見を変えながら高めていくもの。
  17. クリエイティブな人は、子どもっぽいところがある。
  18. 個性は、殺すものではなく、生かすもの。
    個性を生かせば、クリエイティブな才能が開花する。
  19. みんなと同じことをしていては、クリエイティブになれない。
  20. 批判や悪口は、クリエイティブな力を低下させる。
  21. 褒める習慣を持つと、クリエイティブなセンスが研ぎ澄まされる。
  22. 100の知識より、1の経験。
  23. クリエイティブは、フットワークが命。
    ぱっとひらめいたら、さっと試そう。
  24. 問題を芸術に生かす発想も、クリエイティブの1つ。
  25. インスピレーションは、いつ浮かぶかわからない。
    あらゆる場所を仕事場にしよう。
  26. 数字に強くなくても、クリエイティブな人になれる。
  27. 問題を解く側ではなく、作る側になる。
  28. クリエイティブだから、夢を持つのではない。
    夢を持つから、クリエイティブになれる。
  29. 駄作でも凡作でもいいから、恥をさらす覚悟で発表する。
  30. 現状に満足しない。
    向上意識を持って、さらなる高みを目指していく。

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