物知り博士は、学校では人気者です。
人一倍、よく知っている分野が1つでもあれば、それだけで人気者になります。
私の小学校時代の友人に「魚博士」というあだ名の人がいました。
実家ではお魚屋さんを営んでいるため、小学生にもかかわらずとても魚に詳しいのです。
魚に詳しい小学生というのも、なかなか珍しいものです。
それがなんと、たまたま私と同じクラスにいましたから、魚の話をよく聞かせてもらいました。
というより、聞く前に聞かされていました。
魚のこととなると、クラスではもちろん群を抜いてナンバーワンの存在です。
みんなが彼のことを「魚博士」とあがめ、褒めまくります。
「よく知ってるね」と言われて、本人はいつもにやにやしていたのを今でも覚えています。
ちなみに今では、彼は動物の医者をしています。
小さいころから生き物に触れてきたため、動物関係の仕事を選んだのです。
将来の仕事は、子どものころの影響が大きく関係します。
小さいころに一生懸命になったことは、大人になっても一生懸命になってしまうのです。