「評判はうかがっております」と「噂はうかがっております」は、一見似たような意味に感じます。
しかし、実はちょっと違うのです。
褒め言葉として使うなら「噂」ではなく「評判」を使うようにすることが大切です。
「評判」という言葉には、そもそも明るい印象があります。
初対面の人に「評判はうかがっております」と言われると、嬉しくなります。
「え、どんな評判ですか」と、つい聞き返してしまい、話が盛り上がること間違いなしです。
一般的に「評判」とは、明るく前向きな印象のある噂ということです。
誰かを褒めていたとか、素晴らしい人だなとかを言うときに「評判」という明るい言葉を使います。
それに対して「噂はうかがっております」と言う言葉は、陰口のような響きがあります。
「噂」という単語は、あまりよい意味では使われません。
悪口、嫌み、僻みなどを連想する響きがあります。
明るい印象より暗い印象のほうが一般に浸透しているため、使うことを避けたほうが賢明です。
今まであなたが使っていた褒め言葉の「噂」の部分を「評判」に置き換えるだけでうまくいきます。
「噂はうかがっております」ではなく「評判はうかがっております」というふうに表現を変えればいいのです。
自分のよい評判がほかの人にも伝わっているというのは、嬉しいものです。
褒めるときには「噂」ではなく「評判」を使うようにしましょう。