トイレに行ったとき「これ、誰かの忘れ物なのかな」というものに出会ったことはありませんか。
洗面台や個室に、バッグ・メガネ・ハンカチ・手帳が置かれている場合があります。
「ああ。誰かが置き忘れたのだろう」と思います。
実はトイレほど、置き忘れのしやすい場所はありません。
なぜ、トイレで置き忘れをしやすいのか。
私も一度、インチョン空港のトイレで忘れ物をした経験があるので、その理由がよくわかります。
生理的な我慢から解放され、油断をしやすい場所です。
トイレに向かうときは、生理現象を我慢した状態です。
トイレで用を足したとき「はあ。ほっとした」という大きな安心感があります。
今までの生理的な我慢から解放され、気持ちが緩みます。
その気持ちの緩みのため、一度手から離した手荷物を置き忘れたままにしてしまうケースが多いです。
トイレはとても安心できる場所ですが、実は最も気をつけなければいけない場所でもあります。
対策があります。
「一度振り返る癖をつけること」です。
トイレから出るとき、一度振り返って、忘れ物がないかを確かめるだけでいい。
そういう癖を、日頃からつけておくようにしましょう。
癖になっていれば、用を足して一安心したときに、気づきやすくなります。