初めて動物病院に行くときは嫌がらなかったのに、2回目からはひどく嫌がる犬は多いです。
病院を見るやいなや、拒否反応を示し、嫌がる犬に苦労する飼い主も多いのではないでしょうか。
動物病院の中では、犬にとってあまりいいことはありません。
体のあちこちを触られたり、痛い注射を打たれたりと、犬には嫌な思い出しか残らない場所になるでしょう。
一度でもそういう経験があると、2回目からはひどく嫌がり、動物病院に対して拒否反応を示すようになります。
犬の記憶力は人の3歳程度と言われますが、こういう嫌な過去の記憶は、一度の経験でもよく覚えます。
しかし、大切な犬を飼っていくうえで、動物病院は避けて通れません。
定期検診をしてもらったり、突然体調が悪くなったときに、診てもらったりすることもあるでしょう。
病気の予防接種で、注射をしなければならない場合もあります。
犬が嫌がる動物病院とはいえ、できるだけ慣れさせておくようにしましょう。
では、どう慣れさせればいいのでしょうか。
病院が少しでも楽しい思い出になるように、動物病院の中で餌を与えるようにすればいいでしょう。
おいしいものが食べられる場所として、印象がよくなります。
もし病院内で餌を与えるのが禁止されていれば、玄関前で与えればいいでしょう。
人間ですら、病院は緊張する場所です。
不安になるのは犬でも同じです。
そういうとき、飼い主がいつも以上に話しかけたり、頭をなでてあげたりなど、不安になる犬の気持ちを和らげるようにしましょう。
飼い主の手からではなく、できれば病院スタッフの手から餌を与えるようにすればいいでしょう。
病院の人たちに少しでも早く慣れさせるためです。
診てもらうときの抵抗を小さくします。
犬には、嫌な思い出ばかりとなりがちな動物病院です。
ポイントは、嫌な動物病院を、楽しい場所に変えられるよう工夫を凝らすことです。
楽しい場所と思えるようになれば、動物病院を嫌がらなくなります。