「わんわん」
性格によっては、落ち着きのない犬がいます。
飼い主の周りをぐるぐると回ったり、寄りかかったり、飛びついたりしてくることはありませんか。
ほとんどの場合「暇なら遊び相手になってよ」という意味が考えられます。
場合によっては、わんわんと吠えることもあるはずです。
おそらく多くの飼い主は「落ち着きなさい。静かにしなさい」と言って叱るでしょう。
しかし、いくらしつけようとしてもなかなかやめてくれない。
「うちの子は、なぜこんなに聞き分けが悪いのかしら」
こんな悩みを持つ飼い主も多いはずです。
実は犬がなかなかやめてくれない理由は、飼い主にもあります。
飼い主の周りを動き回ったり寄りかかったり飛びついたりすれば、飼い主がかまってくれるので、余計にやめてくれません。
では、こういうときどうするか。
犬の無駄吠えをやめさせるときと同じ要領です。
やはり「無視」が一番です。
無視は、犬が一番嫌がるお仕置きの1つです。
動き回ろうが、飛びついてこようが無視をする。
特に「目を合わせないこと」がポイントです。
目を合わせなければ「無視されている」という感覚が、より強くなります。
しばらくするとまったく反応が返ってこない飼い主に飽きて、静かになります。
そのときです。
犬が疲れておとなしくなれば、すぐ褒めてあげましょう。
「いい子だね。偉いね」と話しかけながら顔を合わせて、頭や背中などをさすってあげます。
すると、犬は「おとなしくしているほうが飼い主は喜んでくれるのか」ということを学習します。
初めはなかなか覚えてくれないこともあるでしょうが、根気よくできるようになるまで続けてみましょう。