犬も人と同じように、爪が伸びます。
犬は爪が伸びると、手の違和感を解消させようと、家具やソファーを爪で引っかこうとします。
これをやめさせたければ、手の違和感をなくすことです。
手の違和感をなくすには、やはり定期的に爪切りが必要です。
この爪切りに苦労する飼い主も多いようです。
犬をじっとさせようと無理に押さえつけると、逆に暴れます。
なかなか素直に爪切りをさせてもらえない場合があります。
素直に爪切りをしてもらうためにどうすればいいでしょうか。
いきなり犬の手を、強く「つかむ」のはよくありません。
ひどく驚いて、慣れるどころか嫌がります。
最初は「つかむこと」より「触れること」から慣れさせていきましょう。
お手をしてスキンシップを増やしたり、手を優しくマッサージしたりして、手を触れることに慣れさせていきます。
触れられることに慣れてくれば、ようやくつかんでみます。
イメージとしては「握手」です。
もちろんいきなり強い力で握るのではなく、軽い力でそっと握手します。
何度か繰り返していくうちに、次第に慣れていくことでしょう。
犬が手を握られることに慣れれば、ようやく爪切りです。
このときも、だらだら爪を切るのではなく、できるだけ素早く切るようにしましょう。
特に、爪は深く切りすぎないように注意しましょう。
犬の爪の付け根には、血管と神経が通っています。
深く爪を切ろうとした際に、神経を刺激してしまうと、犬が鳴いて、爪切りを急に嫌がることもあります。
手を握られても怖くない、爪切りは怖くないことを覚えさせていきましょう。