猫は、小さなものによく反応を示します。
猫じゃらしを使って猫と遊んでいると、野生本能がむくむく目覚め始め、かなり本気になるはずです。
いつもじっとしている猫も、急に飛びかかってくることでしょう。
そうした猫の無邪気な反応を見ていると、本当に癒されますね。
しかし、夢中になっている絶好調のときに限って、急に毛繕いを始めることはありませんか。
興奮も高ぶっていよいよといったところで、急に猫が毛繕いを始めると、相手になっている飼い主としては調子を狂わされます。
「遊びに飽きちゃったのかな」と思いますが、少し違うようです。
これは、気持ちを落ち着かせようとするための行動の1つです。
猫は興奮して気持ちが高ぶってきたとき、気持ちを抑えたり紛らしたりするために、毛繕いを始めます。
そもそも猫は体力も持久力がないので、遊びに疲れ、休憩も兼ねているようです。
決して遊びに飽きたわけではないようです。
ほとんどの場合、しばらく毛繕いをすれば、また落ち着きを取り戻し、猫じゃらしの続きをしてくれるに違いありません。
毛繕いは「ちょっと休憩」の合図と考えればいいでしょう。