舌を出したまま、寝ている猫を見かけることはありませんか。
間抜けな顔です。
見ていて笑ってしまいます。
舌を出しながら寝る理由については、いくつか理由があるようです。
猫は1日の3分の1を、毛繕いのために時間を費やしています。
自分から毎日お風呂に入る習慣がないので、舌をブラシの代わりにして、汚れを落としています。
しかし、舌とはいえ、筋肉です。
舌も使っていると、舌が疲れて、垂れることもあるようです。
本来、猫は警戒心が強い生き物です。
犬と猫を比べても、猫のほうがなつくまでに時間がかかるのが一般的です。
しかし、飼い主との同居生活が長くなると、飼い主と信頼関係が結ばれ、十分になついてきます。
警戒を緩めたせいで筋肉が緩み、舌が出てしまうことがあります。
そもそも生まれつき、顎が小さな猫もいます。
たとえば、ヒマラヤン、チンチラ、ペルシャは平らな顔をしているので、顎は小さめです。
顎の中に舌が収まりきらず、力を抜いたときに自然と舌が出てしまうことがあります。
いずれにせよ大きな病気という問題ではないようです。
決して飼い主をからかうつもりで舌を出しているわけではありません。
舌を出したままの姿をかわいいと感じる程度でいいでしょう。