国語・語学・歴史・数学・物理などなど……。
受験勉強を始めるにあたり、どの科目から勉強を始めていいのかわからないときがあります。
「やりやすい勉強から始めるべきか」
「それとも苦手な勉強から始めたほうがいいのか」
もちろん状況によってさまざまな方法があります。
こうしたとき、世間では「得意分野から始める」というのが一般的な方法です。
得意な分野なら、取り組みやすく、勉強もスムーズに進むからです。
自分に合っている科目ですから点数の伸びもよく、理解もスムーズに進みますし、勉強そのものが楽しく感じられますね。
やる気も出てきます。
やる気が出れば、さらに勉強に力が入り、点数も伸びていくという好循環になります。
得意な分野は、比較的自分に向いた科目であるため、理解もしやすく、勉強をしやすくなるでしょう。
しかし、得意な分野から始める理由はこれだけではありません。
得意な分野から始める真の理由とは「自信をつけるため」です。
「やればできる。自分はできる」
そういう自信をつけるために、得意な分野から始めることが大切です。
これが一番大切です。
勉強とは、やればできます。
理解し、覚え、正しく回答すれば、必ず点数は上がります。
一生懸命に勉強すれば、きちんと点に表れるという正直な世界です。
やればできるはずの勉強ですが「勉強」という難しい響きのためかアレルギーを持つ人がいます。
「難しい」「大変」「苦しい」というイメージがこびりついているのでしょう。
得意分野の勉強から始めて、楽しく勉強しながらスコアを上げれば、自信がつきます。
「なんだ。こんな自分でもやればできるものだな」
こう思うようになれば、後は勢いに乗りましょう。
得意分野の勉強の後は、別の分野の勉強もしやすくなります。
もし、得意科目がなければ、得意な分野だけでもかまいません。
英語は苦手だけど「熟語だけは得意」という特定分野があるかもしれません。
範囲は狭くても大丈夫です。
自分にとって得意なところから始めていきましょう。
得意な勉強をして「自信」という土台を作ってください。
「やればできる」と自信ができれば、苦手な科目に取り組もうとしたとき「難しいけどやればできるはずだ」と前向きになれます。
得意なところから勉強を始め、最初の波を作りましょう。
小さな波の始まりこそ「得意なところから始める」という方法なのです。