成功と失敗のどちらが得られることが多いのかというと、圧倒的に失敗からです。
成功は、後がありません。
成功しましたから「うまくいったのだから現状維持でいいか」と思って終了です。
その先がありません。
一方で失敗は、うまくいかなかったので、その理由や改善点を発見する機会になります。
「なぜ、失敗したのか」
「どこが悪いのか」
「何を改善すればいいのか」
ゆえに、成功より失敗したときのほうが学びは多い。
改善を考えるチャンスになり、改善できれば、レベルが上がります。
失敗したときは落ち込みますが、失敗した後に急成長します。
しかし、自分のことだけでなく、他人の失敗もそうです。
他人の失敗も、自分が犯す失敗と同じように大変参考になります。
他人の失敗を見て「わはは。ばかだ」と笑っている人は成長が遅くなります。
笑ったときに油断して、今度は自分が失敗します。
これが笑っている人の成長が遅い理由です。
他人の失敗を単なる笑いのネタくらいにしか考えていません。
本当に成功する人は、他人の失敗を笑うのではなく、参考にします。
何があったのかを真剣に尋ねて、自分にも思い当たる点がないかと考えます。
いつか自分が失敗したかもしれない失敗を未然に防げます。
同じ人間ですから、誰かの失敗は自分にもつながる部分があるはずです。
他人の失敗は貴重な参考になります。
自分の失敗だけでなく他人の失敗からも学べ、成長が早くなります。
他人の失敗談を笑うのではなく、真面目な顔をして聞ける人が成長するのです。