読み手に、わくわくしてもらうために、文章の中に「演出」を仕込んでみましょう。
演出は、色であったり、文字の大きさであったり、形であったりします。
私は先日、ブックカバーが透明色のおしゃれな本を見つけました。
つい気になり、手にとってしまいました。
これは、著者からのすてきな演出です。
ブックカバーを透明色にして、ほかの本と差別化を図ることで、読者の注意を集めることができたのです。
私はいつも本の中では、最初と最後に「はじめに大切なこと」と「最後に大切なこと」というフレーズを書くことにしています。
このフレーズは、私から読者への1つの演出です。
無味乾燥に文字を並べているだけでは、いまひとつ面白くありません。
文章の中に強弱のリズムをつけることで、わくわくする文章に変わります。
最初の文章に「はじめに大切なこと」と書いて強調することで「何が始まるんだろう」と読者の興味を引き出します。
私は、最初と最後に、最重要な文章を必ずもってきています。
文章の最初と最後に、締めを作ることで、文章をうまくまとめる効果もあります。