1つの文章は、たくさんの1文1文から成り立っています。
1文は、短くするほうがもちろんわかりやすくなります。
できるだけたくさん言いたいからとはいえ、接続詞を使って、文と文をつなげている長い1文を見かけます。
「~だから、~になり、結果、~になってしまうと、今度は~となるばかりでなく……」と長い1文は、読みにくいです。
長くなってしまった文章は、どこかで切れないか、もう一度振り返ってみましょう。
たいてい長い文章は、接続詞を使いすぎて、文と文をつなげすぎています。
長くても、3行までです。
それ以上は、できるだけ短く切るようにしましょう。
1文が短いほど、理解しやすくなります。
偉人たちの名文は、決まって短いです。
短いから名文になったのです。
「トンネルを抜けると、そこは雪国であった」
「泣かぬなら、泣かせて見せよう、ホトトギス」
「ローマは、1日にしてならず」
「地球は、青かった」
名文は、短いから、心に響く力があります。
もし名文が4行も5行も長くなってしまうと、単なるお説教に聞こえます。
接続詞を使いすぎた長い文章は、それだけでお説教になってしまうのです。
心に残る1文のために、短い1文を心がけることが大切です。