「かもしれない」
「よくわからない」
「どちらかといえば」
こうした表現を使う人を、ときどき見かけます。
はっきりしない態度は、どこかで「責任回避」が感じられます。
表現をぼかして、自分のところに責任がこないようにわかりにくいように逃げています。
この「逃げ」が感じられる表現があると、男らしさに欠けてしまいます。
男らしさとは、責任を背負うことです。
逃げない態度が大切です。
自分の発言に責任を持って、きちんと最後まではっきり言い切ることで、シャープな印象を与えることができます。
私は学生時代、小論文の先生から「絶対に曖昧な表現を使うな」と厳しく指導されたことがあります。
「曖昧な表現を使うと、小論文は必ず失敗する」
言い切れと指導する先生は、このように言い切りました。
このはっきりした指導をしてくれたおかげで、指導を受けた私も意図がしっかり伝わりました。
このように指導をする先生からも、強さがみなぎっていたことを覚えています。
はっきり言い切る姿勢がわかりやすい説明になり、多くの生徒から人気を集めていたのでした。
この金言は、あれから数十年経った今でも私の生活の中で役立っています。
言い切る表現で、聞く人の心に突き刺さり、覚えやすく忘れにくくなります。
曖昧ない表現は、男らしくありません。
男らしくなるためには、はっきり言いすぎるくらいでいい。
自分の言いたいことをはっきりすることで、その人の哲学や考え方など「芯」が感じられます。
男らしさは、はっきりした発言に現れるのです。