かっこいい男は、口数が少ないのが特徴です。
その無口さが、それらしい雰囲気を出します。
世界の賢者・哲学者・偉人を見ても、すべてに当てはまります。
なぜでしょうか。
発言に責任を持つためです。
うっかり口にしてしまえば、その約束を果たさなければいけないため、余分な行動が発生してしまいます。
また、約束を果たせなかったときには、自分の社会的信用まで下げてしまいます。
そのため、発言する言葉を選び、不要な言葉は削っていました。
まさに「武士に二言はない」です。
武士は、自分の発言に対し最大の責任を持って口にしていました。
信念・義理・人情を重んじるため、命に代えても嘘をつかない姿勢です。
「儀」を重んじるため「偽」を嫌いました。
万が一、発言に反することをしてしまったときには、生き恥をさらすことになります。
それは家族や末代まで恥を残すことになるため、責任を取るために切腹をしていました。
切腹覚悟で話をしている武士だからこそ、無口が基本であり、口にした言葉に二言はなかった。
切腹覚悟までとはいきませんが、このくらいの責任感は重要です。
それが、かっこよく映ります。
「発言に責任を持つ」
いま一度、返りたい初心です。
本当にそれを心がけたとき、おのずから口数は減るはずなのです。