未来を知るためには、現状についてしっかり把握することから始まります。
今の状態を知り、どういう方向へ向かって進んでいるのかがわかれば、おのずからやってくるであろう未来の姿が見えてきます。
しかし、できるようになるのは「幅広い情報収集」が大前提です。
学校のように試験範囲が限られていればいいですが、社会の勉強は試験範囲が途方もなく広いです。
そこで情報収集する際のポイントが、2つあります。
学校の勉強では「深く狭く」でした。
しかし、社会の全体像を把握するために必要なのは、基本的に「広く浅く」です。
「全体像の把握」というくらいですから、全体を勉強しなければなりません。
もちろんすべてを勉強できるならいいですが、特に社会人は忙しくて、そんな余裕はないはずです。
すべてを広く浅くというわけではなく、自分が仕事に関わっている分野については、深く掘り下げて勉強することです。
仕事に関係している分野では、必要な知識はもちろん、同僚や上司とのコミュニケーションでも頻繁に出てくるからです。
それは時代の先を読むためという目的だけでなく、今の仕事を快適に進めるためにも必要です。
私の場合、自分が関係するコンピューターの分野は、特に深く掘り下げて勉強しています。
そのほかの分野は、広く浅く学んでいます。
コンピューター関係に関しては、自宅でサーバーを立てて、ウェブサイトを作って運営するほど専門的に深く掘り下げています。
一方で関係がない分野も、まったく知らないのは不利になるので、ニュースサイトをチェックします。
年度別に発行される用語集に目を通して、広く浅く把握します。
そういう「狭く深く」と「広く浅く」のメリハリをつけて情報を収集していくことが大切です。
限られた時間の中で、より効率よく情報を集めるポイントなのです。