あなたは情報収集のために、どのような手段を使っていますか。
自分から企業に行って、代表者から話を聞いたり、工場を訪問したりしている人は少ないことでしょう。
自分が情報を集めるのは現実的ではありません。
時間と体力がかかりすぎます。
そのため情報の収集には、マスメディアの力を借りる場合がほとんどでしょう。
企業のインタビュー記事や事件などを、わかりやすく大衆向けに情報発信しています。
特にテレビなどは無料で見られるため、頼りにしている人も多いはずです。
しかし、マスメディアで公表されている情報だからとはいえ、何でもうのみにするのはよくありません。
マスメディアはスポンサーからの収益によって運営されているからです。
スポンサーがあって初めて成り立つ事業です。
テレビ・ラジオ・雑誌などのマスメディアには、必ず広告を出すスポンサーがいます。
そのため、広告主であるスポンサーに都合のいいように書かれた内容があります。
お金を出してもらっていますから、多少スポンサーの記事は、事実より表向きがよいように書かれています。
あってはならないことですが、事実を曲げている場合もあります。
もちろんすべてがその限りではありませんが、そういうことがあるのはたしかです。
そのほかにも気を配る点は数多くあります。
「記者の偏見で書かれている記事ではないのか」
「話題を作るために、大げさに書いているだけではないか」
「臆測を誇張した記事ではないのか」
そういうところに気を配りながら、記事を読んでください。
マスメディアに書かれていることを、すべてうのみにするのではありません。
記事に書かれていることの真実を見極める目が必要なのです。