あなたは、電車の中で何をしているタイプですか。
もし、目的地に着くまでぼんやりしているのだとしたら、もったいないことです。
電車の中は、時代の流れを読むための情報があふれている場所です。
つり革にある広告に目をやれば、今の新商品や新サービスが目に飛び込んでくることでしょう。
小さな広告でさえ、大きな広告費がかかっています。
会社が力を入れている商品が見えて、時代が傾こうとしている方向がよく見えてきます。
電車の中は、老若男女、さまざまな人がいます。
これだけ多種多様な人たちが1カ所に固まる場所は、ほかにはありません。
「電車に乗っている人たちが何をしているのか」を、じっくり観察しましょう。
子どもからお年寄りまで、人の動きをチェックします。
「新聞を読んでいる人が以前より少なくなったなあ」
「携帯をいじる人が多くなったなあ」
「電車の中で化粧する女性が多くなったなあ」
そのほか、さまざまな印象を受けることでしょう。
良いと感じることも悪いと感じることも、すべて受け入れて吸収します。
たくさんの人の行動を見ていると、国の将来は見えてきます。
たくさんの人が乗る電車ほど、人間の観察には抜群です。
時代を作っているのは、人です。
人を見れば、時代の行く先が見えてくるのです。