ビジネスで成功している人は、必ず時代の先を読んでいます。
時代の先を読めたから、ビジネスで成功しました。
会社を経営する社長なら「時代の先を読むのが仕事」と言っても過言ではありません。
時代を読むときに必要とされるのは「現状の把握」です。
まずはここからです。
今の状態を知ることなしに、未来の状態を正確に予想することもできません。
未来を知るためには、現状についてしっかり把握することから始まります。
今の状態を知り、どういう方向へ向かって進んでいるのかがわかれば、おのずからやってくるであろう未来の姿が見えてきます。
しかし、できるようになるのは「幅広い情報収集」が大前提です。
時代の先を読もうと思ってまず飛びつくのは、マスメディアからの情報です。
テレビ・新聞・ラジオ・雑誌など、数多くの情報が飛び込んできます。
時事や政治経済のニュースは、特になくてはならない情報です。
一つ一つの記事を丁寧に読むのは、時間も体力も必要です。
真面目なのは結構ですが、時間がかかりすぎるため現実的ではありません。
そこで、ニュースをまとめた記事を活用します。
「毎日忙しくて、新聞を読む暇さえない」
どうしても忙しくて情報を収集する時間がないときに、いい方法があります。
1週間分の主要な記事をまとめてわかりやすく要約した「週刊ダイジェスト」を利用します。
1990年代後半、女子高校生の間で「ルーズソックス」が大はやりしました。
通常のソックスは足のラインに沿ったものですが、ルーズソックスはその名のとおり、足のラインより大きいためたるんでいます。
一見すると、かっこ悪いと感じます。
「全米が泣いた映画」
「話題のベストセラー」
「人気、急上昇中のタレント」
あなたは、電車の中で何をしているタイプですか。
もし、目的地に着くまでぼんやりしているのだとしたら、もったいないことです。
電車の中は、時代の流れを読むための情報があふれている場所です。
時代を読むのは、店の「中」より「外」です。
特に入り口付近は注目です。
入り口付近は、大変目立つ場所です。
「ベストセラーなんて、どうせ単なるブームに決まっている」
ベストセラーを軽く見ている人を、ときどき見かけます。
ロングセラーのように長期にわたって売れているものは、長い販売実績があるため、内容についても信用ができます。
1つ、時代の先を読むために、わかっているキーワードがあります。
歴史は「人の感情が作り出している」という事実です。
これまでの過去を振り返れば、はっきりわかります。
過去の歴史を振り返ると、時代の先を読みやすいヒントがあります。
いい例として挙げれば、十返舎一九という人が書いた『東海道中膝栗毛』という旅物語です。
弥次郎兵衛と喜多八の2人が、東海道に沿って江戸から始まり、伊勢神宮・京都・大阪を旅する珍道中記です。
今の社会は、大人たちが働いて成り立っています。
成人した大人たちが、さまざまな分野で実績を挙げて、より良い商品やサービスが生まれています。
社会を支えているのは、もちろん大人たちが主役です。
現代社会の主役は、大人たちです。
しかし、どんな大人たちも、いずれ現役を引退する日がやってきます。
人はみんな、例外なく年を取るからです。
私は休日には、よく都会の町をぶらぶらしています。
三軒茶屋に住んでいて、渋谷に近いので何か刺激がないかなとぶらぶらします。
もちろん用事があって出かけることもありますが、意味もなく、街の一角をぐるぐると観光します。
時代を予想するためには、いつもアンテナをできるだけ広げておくことが大切です。
できるだけ異分野で幅広く情報を収集することは、時代の流れを感じるために必要です。
特に経験しておきたいことがあります。
あなたは情報収集のために、どのような手段を使っていますか。
自分から企業に行って、代表者から話を聞いたり、工場を訪問したりしている人は少ないことでしょう。
自分が情報を集めるのは現実的ではありません。
テレビのコマーシャルが流れ始めると、何をしていますか。
コマーシャルが始まると、急いでトイレに向かっている人。
ほかに面白い番組がないか、チャンネルを変える人。
デパートに出かけたときに、店内を歩けばいくつかのショーウインドーを目にします。
スタイルのいいマネキンに、最新のファッションや売れ筋の洋服が着せられています。
特にデパートではたくさんのお店が集まっているため、数多くのショーウインドーを目にすることになるでしょう。
世の中には「必要とされるものが残り、必要とされないものは消える」という法則が働いています。
多くの人々から必要とされれば存続できますが、必要とされなくなったら行き場を失います。
まず、この基本を押さえたうえで、次の話を聞いてください。
あなたの3年後の自分を想像してみましょう。
どんな自分になっていると思いますか。
答えを見つけるヒントがあります。
私が高校時代、歴史を勉強していたときのことです。
歴史が好きで、日本史だけでなく世界史も一緒に勉強していました。
過去は、事件の連続です。
人間は、親族内では似たような行動パターンを取るものです。
私は、妹と似ている部分が多くあります。
基本的な考え方や行動パターンは、私と妹はそっくりです。
あなたが、自分より10歳年下の人と、これからの時代がどうなるのかを予想をし合ってみましょう。
おそらく年上のあなたのほうが、より正確に新時代の予想ができることでしょう。
できるだけ具体的な例を挙げて、うまく説明できるはずです。
ある日、私は町内の祭りに参加して遊歩道を歩いていたときのことです。
ふと、ずいぶん長い行列ができている屋台を見つけました。
ほかの屋台はすいているのに、その1件だけ長蛇の列です。
私は、予言者ではありません。
しかし、人と話をしているとき、その人の未来が、ふっと目に浮かぶことがあります。
私の経験と勘です。
競争の世界では、誰かが一番です。
1番は、1つだけです。
トップを走っていて、その後を追いかけているという状態です。
「土台があるものが生き残り、ないものが倒れて消える」
これは自然の法則です。
自然淘汰です。
世の中は、日々便利な物が増えています。
便利な物が増えているというのは確実です。
指1本で火が付くライターが発明されました。