執筆者:水口貴博

時代の先を読む力をつける30の方法

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トップがしていることを見れば、未来の光景が目に浮かぶ。

トップがしていることを見れば、未来の光景が目に浮かぶ。 | 時代の先を読む力をつける30の方法

競争の世界では、誰かが一番です。

1番は、1つだけです。

トップを走っていて、その後を追いかけているという状態です。

たとえば、コンピューター業界です。

世界初のコンピューター「ENIAC」は、第2次世界大戦中のアメリカ陸軍で作られました。

当時は、軍事目的でした。

打ち上げるミサイルの軌道を、素早く計算するために作られました。

世界初というだけあり、想像を絶する巨体が印象的です。

幅は24メートル、高さは2.5メートル、奥行きは0.9メートル、重さは30トンもありました。

しかし、その技術が世界的に革新だったため、他国も追いかけました。

世界中で改良に改良を重ね、高性能・小型化になっていきました。

今では、私たちの生活に当たり前のように浸透しています。

続いてインターネットも、アメリカから始まりました。

インターネットの原形である「ARPAnet(アーパネット)」は、1969年、アメリカの防総省が作り始めました。

軍事では、情報の伝達が重要です。

攻撃を受けたとき、全体が停止しないネットワークシステムを作るためでした。

拠点の1つ災害を受けても、問題なく情報を伝達できるようなネットワークは、これまでになく革新的でした。

当初は、アメリカ国内の一部大学同士のみのネットワークでしたが、徐々に世界へと広まります。

今では、世界中がネットワークに参加しています。

コンピューター業界では、アメリカが先行して、他国が追いかけているという歴史が続いています。

そんなトップを走っている国で起こっている革新は、遅かれ早かれ、自分の国でも同じ革新がやってくる可能性が高いです。

トップを見ることは、近々やってくるであろう未来を見ることと言っても過言ではありません。

ほかの業種も注目しましょう。

今、トップが何をしているのかを知ることは重要です。

遠い夢のような商品やサービスも、私たちの生活に当たり前のように登場する日がやってきます。

そういう歴史が、今もなお続いているのです。

時代の先を読む力をつける方法(28)
  • 世界のトップが、今、何をしているのかを調査する。
土台があるものが生き残り、ないものが倒れて消える。

時代の先を読む力をつける30の方法

  1. 時代の先を読み、生活の向上に結びつける。
  2. 今の状態を知ることなしに、未来の状態を正確に予想はできない。
  3. 自分に関係する分野は、狭く深く掘り下げる。
    自分に関係しない分野は、広く浅く学ぶ。
  4. マスコミのゴシップやスキャンダルは、完全に無視して問題ない。
  5. あらすじをまとめた記事を使って、素早く情報を収集する。
  6. 「週刊ダイジェスト」は、忙しいビジネスマンにもってこい。
  7. ブームは、急速に全国に広まった後、急速に忘れ去られる。
  8. 人気が出ている商品やサービスは、その時代を象徴している姿である。
  9. 電車の中で、時代の流れを予想する。
  10. 店の入り口付近こそ、時代の最先端が見える場所。
  11. ベストセラーは、現代社会のニーズが最も反映されている。
  12. 歴史は、人の感情が作り出している。
  13. わかりやすくなれば、ヒットしやすくなる。
  14. 子どもに投資することは、未来に投資すること。
  15. 子どもたちに異変があっても、今なら改善に間に合う。
  16. 都会の中をぶらぶらして、刺激に接する。
  17. 今まで見たこともないような商品や新しいサービスには、特に要チェック。
  18. マスコミの情報を、何でもうのみをしてはいけない。
  19. コマーシャルの時間は、時代を学ぶ時間になる。
  20. デパートのショーウインドーから、最新のファッションセンスを学ぶ。
  21. 高機能・高性能に走りすぎると、逆に衰退する。
  22. 今を一生懸命に生きることで、素晴らしい未来も出来上がる。
  23. 過去を学ぶと、先の展開が読めるようになる。
  24. 近い業種の「起承転結」は、参考にできる内容が多い。
  25. 高齢者ほど、時代の予想は的中しやすい。
  26. 本音ほど、小さな声で語られる。
  27. 「権力・お金・セックス」を求める人は、人生につまずきやすい。
  28. トップがしていることを見れば、未来の光景が目に浮かぶ。
  29. 土台があるものが生き残り、ないものが倒れて消える。
  30. 便利な道具は、意外な不便を生み出す。

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