執筆者:水口貴博

売り上げを上げる30の方法

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売ろうという当たり前の努力をする。

売ろうという当たり前の努力をする。 | 売り上げを上げる30の方法

ほうっておけば勝手にお客さんがやってきて、商品がたくさん売れるという話はありません。

そんなおいしい話があれば、商売は苦労しません。

そういう話は、うさんくさい広告やチラシにあるだけです。

実際は、売れているお店ほど「どうすれば売れるのか」と知恵を振り絞っています。

日々、売る努力をしています。

職種は関係ありません。

私が住んでいるアパートの近くに「池田屋」という魚屋さんがあります。

昭和26年創業の老舗です。

店内はとても狭いですが、売ろうとする努力がよく伝わってくる魚屋です。

「今日のお魚は、新鮮取れたてだよ」と大きな声でアピールしています。

「今日の夕食にどうですか」と、路上にいる人たちに話しかけます。

そういう声が聞こえると「ちょっと見ていこうかな」と思い、足を運びます。

毎週日曜日の午後2時半からは「大マグロの解体ショー」をやっています。

大きなマグロを人前で切るのは見応えがあり、集客に一役買っています。

その魚屋の近くに、小さな琉球りゅうきゅう料理店があります。

地下1階にあるお店のため、立地条件はよくありません。

店内も広くありません。

しかし、営業時間前には店員が店頭に出て、通りすがりの人に割引券を配っています。

割引券をもらうと「安くなるなら、夕食に行ってみようかな」と思います。

また、営業時間前に、路上に立って割引券を配っている姿にも心を打たれます。

真夏や真冬の中でも、売ろうと努力をしているのが、ひしひし伝わってきます。

そういう人たちの「売ろうとする努力」は、やはり報われます。

紹介した2件のお店は、開業と廃業が短い期間で繰り返される三軒茶屋で、安定して生き残っているお店です。

店は小さくて立地条件も悪くても、確実に売り上げを伸ばしています。

まったく廃業の様子すら見せません。

店内の広さや立地条件などは、関係ありません。

努力と知恵があれば、必ず克服できるはずです。

売ろうと努力していない人は、努力している人に、やはり負けてしまいます。

売ろうとする当然の努力をすることが、最も大切なことなのです。

売り上げを上げる方法(30)
  • 売ろうとする努力をする。
まとめ

売り上げを上げる30の方法

  1. 売り上げアップのキーワードは「商品」ではない。
    常に「人」である。
  2. ドアのないお店ほど、繁盛する。
  3. 「閑古鳥が鳴いている店」には理由がある。
    「繁盛している店」にも理由がある。
  4. 人を雇う人件費があるなら、パソコン教室に通ったほうが安上がり。
  5. 「松竹梅」に加えて「特上」を作れば「松」の売り上げが向上する。
  6. 目玉商品のない店は、経営が苦しくなる。
  7. 「1日10食限定」という数量限定商品を作る。
  8. 人間は、新しい物が大好き。
    「日替わり」に作れば、来客数が増える。
  9. ポイントカードを作れば、売り上げが向上する。
  10. 最も人が喜ぶ報酬は、現金である。
  11. 感情に訴えかける商品名に変えれば、人の心も動く。
  12. ユーザーは、どんなものかわからないものに、いきなりお金を払わない。
  13. 文字だけのメニューより、写真付きのメニューのほうが、わかりやすい。
  14. 設備投資をしすぎると、事業は失敗しやすくなる。
  15. レジの隣を無駄にしない。
  16. 店内が明るいと、入店しやすくなる。
  17. 強調するなら、色より、大きさのほうが有利。
  18. 単位を変えて、量を強調する。
  19. 事実を伝えながら、強調した方法を使う。
  20. カードにランクをつけると、より売り上げが向上する。
  21. お客さまは、性能より体験を求めている。
  22. 暑いときには、店内を冷やす。
    寒いときには、店内を暖かくする。
  23. お客さまの声ほど、説得力の強い言葉はない。
  24. 商品名こそ、一番のキャッチコピーにする。
  25. 商品が安くなる割引券を配れば、売り上げが向上する。
  26. 道端に店内の一部を出したお店は、必ず売れる。
  27. 留守番電話・ファックス・ウェブサイトを最大限に活用すれば、24時間営業ができる。
  28. 立地条件が悪くても、ウェブサイトを持てば解消できる。
  29. 商品の配置や配列を変更すると、売り上げが向上する。
  30. 売ろうという当たり前の努力をする。

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