キャッチコピーとは、人を引き付ける言葉のことです。
商品の広告や宣伝の際に使われます。
キャッチコピーをつけている商品は、世間ではよく目にします。
多くの作品には、売り上げをアップさせるため、人の心をキャッチできるような言葉を使うのが定石です。
しかし、です。
キャッチコピーをつけて、初めて心をキャッチできるのでは遅いです。
商品名まで見てもらえても、キャッチコピーまで読んでもらえるとは限りません。
商品名そのものを、キャッチコピーにするべきです。
それが一番理解は早く、見る人に強い印象を与えます。
たとえば、本屋に「あなたの夢が必ず叶う30の方法」というタイトルの本があったとします。
シンプルな名前です。
しかし、1ページも開くことなく、本の趣旨が一目で強烈に伝わってくる内容です。
タイトルを見て、誤解する人はいません。
夢を叶えたい人は、自然に引き寄せられるタイトルです。
商品名そのものがキャッチコピーなら、説明は不要で、誰でもすぐ理解できます。
たとえば、ホテルの部屋「105号室」より「癒しの部屋」という名前にすれば、わかりやすくなります。
癒されたい目的がある人は、その部屋を選びやすくなります。
「マルチビタミン」より「美肌専用マルチビタミン」のほうが、美肌の人には嬉しいビタミンです。
「ハイヒール」より「まめのできにくいハイヒール」のほうが、商品の目的が一目でわかります。
商品名は、常に一番力を入れましょう。
具体的で、目的のわかる商品名こそ、一番のキャッチコピーになっているのです。