初めて踏む地というのは、不安なものです。
どこに何があるのかわからず、今、自分がどこにいるのかさえわからず、自信が持てません。
私が留学でロサンゼルスに行ったときも、最初はどこに何があるのかわからずとても不安でした。
24時間、迷子のようなものです。
ホストファミリーの家にたどり着くのがやっとです。
自分が今、全体地図の中の、どの辺りにいるのかわからなかったのです。
周りから見れば、私はなんとびくびくしながら歩いていたことでしょう。
わずかな自信もありません。
これを解決する方法は、まず全体図を頭に入れることです。
頭の中にまずロサンゼルスの全体図を叩き込んだのを覚えています。
ホストファミリーの家で、私が一番熱心に見た本は「地図帳」です。
私が地図に釘付けになっている姿は、ホストには不気味に映ったことでしょう。
この地図のおかげで、まず全体がつかめてきました。
私が迷子だった場所が、しっかり地図に載っていることで安心しました。
自分の足で行くことで、しっかり頭の中に入ったときには、自信を持ってロサンゼルスを歩くことができていました。
全体を知ると、自分の現在地がわかるため、自信が持てるのです。