自分の生活には「ぎりぎり」がどのくらいありますか。
お金でも、時間でも、愛情でもかまいません。
ちょっと生活を振り返り、自分のぎりぎりを見つけましょう。
(考える時間……)
さて、どうでしょうか。
ぎりぎりが1つも見つからなかったという人は、大丈夫です。
おそらく、すでに落ち着いた生活を送り、公私ともに安定していることでしょう。
一方、ぎりぎりがたくさん見つかった人は、要注意です。
ぎりぎりを求める生活習慣が、いらいらを作っている原因です。
ぎりぎりがたくさんある人は、自分からぎりぎりを心がけている人が多いです。
ぎりぎりに、気持ちのよさを感じているからです。
この言葉に気持ちのよさを感じる人は、余裕のない人であり、いらいらしやすい人です。
ぎりぎりには「ちょうど」「ぴったり」というニュアンスがあります。
「ぎりぎり」とは、余裕のない言葉です。
この言葉を聞いて「危ないなあ」と感じることができる人が、気持ちに余裕のある人であり、いらいらしにくい人です。
急なトラブルが発生したときに余裕がなくなり、パニックになるからです。
時間やお金がぎりぎりなら、万が一のときに、すぐ焦ってしまいます。
余裕がなくなった後は、どうなるかわかりません。
「危ないなあ」と感じてしまうのです。
決して「気持ちいい、快感、ちょうどいい」とは思いません。
気持ちに余裕のない人は、いつもぎりぎりの生活スタイルをしています。
「ぎりぎり」は、心がけてはいけない余裕のない習慣なのです。