ある日、突然キレる人は、普段は真面目な人が多いものです。
真面目な人は、自分のコントロールがうまく、気持ちを抑え込むのが上手だからです。
吐き出したい気持ち、考え、意見があっても、上手にそれを抑え込み、問題がないようなふりをします。
問題がないように見えても、実際は吐き出したい気持ちを抑え込んでいるため、どんどんと蓄積されています。
限界に達したとき、割れる風船のように、突然キレてしまいます。
真面目な人こそ、潜在的に問題が一番ある状態といっても過言ではありません。
たまったストレスをどこかで吐き出しておかないと、膨らみすぎた風船が突然割れるように、ある日キレて爆発してしまいます。
吐き出すことが上手な人は、普段からちょっと問題のある人です。
大きくキレない代わりに、普段からぶつぶつ文句を言っている人は、案外キレたりしません。
普段から文句を言って吐き出しているので、ため込まないからです。
キレてはいけませんが、文句は言ってもかまいません。
文句や不満を言うことは、実は相手のためになります。
レストラン経営ではお客さまからのクレームを大切にしています。
お客さまからの不満は、経営向上に有効な手がかりになるからです。
そもそも文句や不満は、言ったほうがいいのです。
ため込む必要はなく、吐き出したほうが、自分のためにも相手のためにもなります。
文句や不満は言ってはいけないと真面目を演じる人こそが、ストレスをため込み、キレてしまうのです。