私が初めて髪を染めた経験は、中学2年、14歳のころでした。
思春期の真っただ中であり、外見を気にするようになる年ごろです。
異性を意識して、外見を気にするようになった私は、茶色に髪を染めたことがありました。
遊び心の旺盛な思春期では、よくある話です。
今の時代、髪を染めたことがない人のほうが、少ないくらいです。
学生なら、髪の色を変えてもいいでしょう。
学生時代の仕事は勉強であり、テストで高得点を取ることに髪の色は関係ありません。
まだ許されます。
しかし、ビジネスの場では、話がまったく異なります。
社会では、髪を染めているとそれだけで軽く見られるのは、事実です。
金髪に染めている人の話は、軽く適当に聞こえてしまい、ビジネスでは大きく影響します。
ビジネスでは、得をすることはなくても、損をすることは十分に考えられます。
学生のころは髪を染めていた私も、社会人になって髪を染めたことは一度もありません。
私は仕事をしていますが、髪を金髪に染めている人を見かけると「この人、本当に仕事ができるのかな」と、心配になります。
実際に話したことがなくても、見かけの印象は強いメッセージになります。
髪が金髪に染められているだけで、軽い印象となり、惰性に流されている人として映ってしまうのです。
勝手に髪の色が、赤や紫に変わることはありません。
髪の色が変わっているということは、染めたということ。
染めたということは、その人のどこかに「遊び心」があるということ。
髪を染めている人が軽く見えてしまうのは「髪の色」からではなく、その「遊び心」が垣間見えるからです。
髪の色は、やはり黒がベストです。
最も頭がよく、知的で賢く見える髪の色は、黒で十分なのです。