イギリスでは「高級ブランドは年配が持つもの」という意識が一般的です。
お金、時間、権威など、ステータスのある人が持つ物品です。
高級ブランドとは、ステータスの象徴です。
貴族社会では、ステータスのある人だけが身につけています。
イギリスで若者が高級ブランドを身に着けていると「なぜそんな年寄りくさいファッションをするの」と、不思議がられます。
イギリスのような貴族社会において、高級ブランドは年齢・お金・人生ともに余裕ある一部の富裕層が持つものなのです。
余裕がある人が持つから、似合うのです。
しかし、そんな余裕の象徴を、余裕のない人たちが持つとどうでしょうか。
ギャップが生まれ、不自然に、おかしく、滑稽に映ります。
高級ブランドを否定しているのではありません。
ステータスのある人が高級ブランドを身につければ、分相応で輝きます。
自分のステータスに、合っているかどうかが問題なのです。
ステータスのない人が身につけると、滑稽に映ります。
例えて言えば「ぶたに真珠」です。
教養のないぶたが、素晴らしい高級ブランド品を身に着けていると、滑稽に映りますね。
不自然さやギャップが、見苦しいのです。
そういう状態になっていないか、気づくことです。
高級ブランドは、ステータスが身についてから楽しむファッションです。
ただ高級という理由だけで、求めるのはよくありません。
分相応の身なりが一番なのです。