落ち込みは、立ち止まっているときに感じることです。
失敗をして「やっちゃった」と思ったときに、じっと動かずに失敗したことだけを考えるから、落ち込んでしまうのです。
体を動かさないと、人間はどうしてもマイナスの方向へ考えてしまう傾向があります。
落ち込んでいる人は、決まって体を動かしていません。
反省しなければとじっとして失敗したことだけを何度も繰り返し考えるから、余計に落ち込みが悪化します。
落ち込んだときほど、それを忘れるかのように体を動かすことです。
落ち込んだときこそ、行動するチャンスです。
一流のスポーツ選手ほど、落ち込んだときは練習に励むといわれています。
野球界で有名な王貞治さんは、現役のころ、落ち込んだときは夜中でもバットを握って素振りの練習をしたという逸話があります。
一心不乱に体を動かしていると、無我夢中の状態となります。
体を動かせば動かすほど、落ち込みを忘れることができる。
気持ちが沈んでいるときに練習することは、落ち込みを忘れ、回復させることに効果があります。
テストで悪い点を取り、落ち込んでしまったときには、涙を流すより真っ先に勉強に励むことです。
体を動かして、不安をかき消すのです。
試合で負ければ、落ち込むより練習に励むことです。
練習をして、落ち込みが通りすぎていくまで、汗を流すことです。
仕事で叱られたときほど、一生懸命に仕事に打ち込むことです。
見返してやる気持ちに変えて、怒りを消してしまいます。
落ち込んだときほど、体を動かすことが大切なのです。