こうした自分の成長につながるであろう蓄積は、好きなことをしているときに、できるものです。
好きなことをしていないと、蓄積ができません。
嫌いなことを、無理をして蓄積しても、反発する心があるゆえに、手を抜けばすぐ忘れます。
嫌いな感情には、N極同士の磁石のように、反発する力があります。
嫌いなことは、我慢や努力をしないと、蓄積ができません。
それでいて、身につきにくいものです。
それに対して、好きなことは我慢をせずして、蓄積ができるようになります。
本当の蓄積は、自分の好きなことを行うと自然とできるようになります。
私は新しいことに挑戦するときには「自分が好きと感じるかどうか」に意識を向けて決めています。
何だか気が進まないなと思うことは、やめておきます。
嫌いだなと感じることは、もってのほかです。
私はこれまでたくさんの人と出会ったり、本を読んできたりしましたが、嫌いなことをして成功した話は聞いたことがありません。
嫌いなことをして、金メダルを取った話を聞いたことがあるでしょうか。
金メダリストが「メダルを取れた理由は何ですか」と聞かれ「嫌いなことを我慢し続けたからです」なんて聞いたことがありません。
嫌いなことをして、社長になった、有名になった、幸せになった話を聞いたことがありますか。
一度もそんな話は聞いたことがありませんよね。
当然です。
嫌いなことをしていると、失敗するからです。
心が病んでしまい、元気を失います。
好きなことをすることが成功する法則なら、嫌いなことをすることは、失敗する法則です。
成長できるかどうかは、好きなことであるかどうかで、半分以上が決まっているのです。
私は朝起きて、好きな曲を聴きながら、着替えます。
自分の好きなコーヒーを飲みながら、好きな文章を、好きなだけ書きます。
聞いているだけでも、元気になってしまいそうですよね。
実際、本当に私は元気になっています。
1日に1つは、好きなことをしていないと、どうも調子が出てきません。
調子が出ないのは、好きなことをしていないからです。
調子は好きなことをするときに出てくるのです。