「あなたのことが好きです。付き合ってください」
好きな人の目の前で、恥ずかしく顔を赤らめながら告白をします。
相手は驚いた表情です。
告白は、自分の気持ちをはっきり時間をかけずに伝えるための最もよい方法です。
しかし、告白はそれだけ敷居が高い。
恥ずかしいからです。
告白せずして告白するとは、具体的にどんなことを指すのでしょうか。
じらさずにお話しましょう。
ずばり、こうした方法となります。
告白と言えば、断られたときのショックです。
告白できない人に「なぜ告白しないの」と聞くと、必ずと言えるほど「断られたときが怖いから」という答えが返ってきます。
本人の前での告白は、相手に「Yes」と「No」の2通りの答えしか求めないため、断られる確率も大きくなります。
あなたは、運命の赤い糸を信じますか。
赤い糸とは、運命の理想の人と結ばれている、目には見えない糸のことです。
生まれつき運命的に赤い糸で、そんな運命の人とつながっていることを信じるのもいいでしょう。
告白せずして告白するとは「誘いをする」ということです。
「一緒に映画を見に行きませんか」
「一緒に食事に行きませんか」
告白せずして告白するための欠かせない手段は、単純に会う回数を増やすことです。
テクニックも技術も不要です。
適当に言い訳でも何でもかまいませんから、好きな人と会う回数を増やしましょう。
「相手と親しくなるコツを教えてください」
このように質問されれば、私は迷わず「コミュニケーションの量を増やしてください」と即答します。
これ以外、方法がないからです。
告白せずして告白するためには「もう1歩踏み込むこと」を習慣にしておきましょう。
現状維持と言いたいところですが、残念ながら現状維持では恋愛へ自然と発展する可能性は低くなってしまいます。
現状維持ではそのままの関係で終わってしまい、それ以上の恋の発展はありません。
「学校の宿題がわからない」
「荷物を1人で運びきれない」
「1人で行くのは心細い」
相手が困っているときには、話しかけるよいきっかけです。
お手伝いが欲しいときや、どうすればいいのかわからないときに、あなたが率先して助けてあげればポイントが上がります。
しかし、これには、ささいな欠点があります。
「話すことが大切なことはわかった。でも話しかけるきっかけがつかめない」
おや、そんなに難しく考える必要はありません。
相手が喜ぶ気の利いた一言を考える必要などまったくありません。
大人の恋愛において、初めからがつがつと進めないことです。
つまり「意気込み」ということです。
必死になった意気込みがあると、相手は驚いて、警戒します。
心理学には、初対面に関するこうしたデータがあります。
「初めて会った最初の3秒でその人の雰囲気を感じ、1分で性格を知り、3分で印象を決めてしまう」
人間は最初の3分で、その人がどんな人なのかという印象を作ってしまっていると言うのです。
告白せずして告白する方法のコツは、付き合っているような状態にゆっくり少しずつ持っていくことです。
会う回数を増やし、コミュニケーションを増やし、仲を深めていきます。
そうしたアピールの1つに「プレゼントを贈る」という方法があります。
話し上手、聞き上手、褒め上手。
この3つのうちで、最も人間関係の向上につながるのはどれでしょうか。
正解は、褒め上手です。
好きな人に褒めることで近づくことは、悪いことではありません。
いえ、むしろそうして褒めながら、好きな人へと近づく方法はとても自然な近づき方です。
相手にとっても嬉しいことですから、恥ずかしがらずに早くそうしたほうがいい。
知り合って、仲良くなり、コミュニケーションの量も増やすことができれば、次のステップです。
わざと2人だけの時間を作ってみましょう。
2人きりの時間とはいえ、もちろん理由は必ずつけることがポイントです。
「入浴がなぜ好きな人に関係あるの」
これが関係あるのです。
毎日入浴しないと、体から汗のにおいがするようになり、不潔な印象を相手に与えてしまうからです。
大地に花咲くヒマワリは、太陽の輝く方向へと顔を向けることをご存じですか。
成長するためや光合成を行うために、明るく輝く太陽へ顔を向けます。
日光は、ヒマワリには欠かせない輝きであり、オーラだからです。
意味もなく、人が近づいてくれば、どう思うでしょう。
ノソノソと近づいてきて、あなたのそばでただじっとしているだけだと、危ない人に映りますよね。
当然のことですが「怖い」と思われ、避けられることでしょう。
好きな人に用事もないのに近づくと言うわけにもいきません。
「何しにきたんだろう」と思われてしまい、逆に警戒されます。
こういうときには、自然な口実をあらかじめ作っておくと自然になります。
明らかに相手があなたを避けるなら「恋愛の可能性はゼロ」というサインです。
しつこく追いかけると逆に迷惑をかけてしまうため、少し時間を置きましょう。
素直に従っておかないと、さらに嫌われます。
たとえば、相手から「恋愛の可能性はゼロ」というサインがあったとします。
そうしたときは、突然相手に冷たくなる人がいます。
特に、男性でよく見られる行動パターンです。
ちょっと想像してみましょう。
あなたの友人が、ほかの人の悪口を言っています。
「あの人は本当に腹が立つ。この世から消えてしまえ」
「私は優しい人ですよ」
こういうことを自分で言っている人は信じられません。
言葉は言霊と言われるほどの力を持っています。
「好きです!」
こういう直接的な告白は、相手も自分もインパクトがあります。
もちろん効果的な気持ちの伝え方の1つです。
信用を、お金を使って買うことはできません。
だからとはいえ、時間があれば自然と得られるわけでもありません。
約束を長期間こつこつ守り続けることができて、初めて「この人は信用できる」と思われることができます。
好きな人に振り向いてもらおうと、あれやこれやと相手を変えさせようとする人がいます。
「もっと好きになってもらおう」
「もっと気に入ってもらおう」
告白は、付き合い始めてからです。
いえ、もっと正確に言えば、付き合っているも同然の状態になり、小さな声で口にします。
告白の成功率を高めておくためには、告白する以前に付き合っているような状態にしておくことが重要です。